「自費移行したい」「単価アップしたい」とお考えの先生は多いと思いますが「よし、明日から料金を4倍にしよう!」といって、すぐに行動に移せる人は少ないと思います。
いずれも一瞬でできることではありません。でも目的があるのなら「本を読む」ことは第一歩としておすすめです。
本なんか読むよりやったほうが早い!行動するほうが先!という先生はスルーして下さいね。
いきなり料金を上げる恐怖
保険の料金だけで厳しい経営をしている先生にとって単価アップや自費移行はすぐにでもしたいものです。
でも患者さんに「明日から4倍になりますのでよろしくお願いします」なんて普通は言えません。
「何年も前からやろうと思っているけどなかなか行動できない」「できることなら今すぐやりたい」と考えている先生も大勢いると思います。
自費移行や単価アップは行動だけを考えればものすごく簡単なことです。
なぜなら「料金あげます」と宣言して、患者さんから先生の決めた料金を貰えばそれで目的達成です。おめでとうございます、自費移行完了です。
とはいってもコレができない。料金上げて患者さんからもらうだけ。できない。できない。
だって「上げる」と言えば患者さんが離れます。もう二度と来てくれないかもしれませんし、中には「あそこ高くなったよ」と近所に言いふらすかもしれません。
無理無理、怖い怖い。できないできないできっこない。
僕もそんな感じでした。「料金を上げたいな」と考えながら、今来てくれている患者さんに嫌われたくないから上げられない。長い間、その恐怖と闘っていました。
本を読むことくらいはできる
すでに単価の高い先生や自費施術をバンバンやっている先生はとても簡単に言います。
- そんなの大丈夫だよ
- お客さんは他にもいるよ
- 苦しいのは最初だけ
- やればできる
- やるなら早い方がいい
そう言われても、「無理無理、そんなにすぐは無理」とちっとも行動に移せませんでした。
それでも「なんとかしなきゃ」と常に考えていたので行動できないにしても次のことは続けていました。
それは本を読むこと。
思い起こせば、今現在僕が料金を上げたり自分のコンセプトを患者さんにはっきり主張できるのは最初に本を読んでいたからだと言えます。
本と言っても小説やマンガではありません。
それに治療系の本や医学書でもありません。
料金アップのために読んでいたのは自己啓発本とマーケティング本です。
自己啓発本
自己啓発本というと拒否反応を示す方や宗教チックなものを想像される方もありますが、読んでみると全くそんな感じはありません。
接骨院や鍼灸院などの治療院系は患者さんとの人間関係が大切です。また、自分のことを知るという意味でも人間の能力や人としてのあり方を学ぶことは大変意味があります。
不幸なことに我々は人生や生き方を学校では教わっていません。自己啓発本を読むことで色々な気づきが得られたり今までの考え方を変えることができる点でおすすめです。
「こんなにたくさんもらっていいのだろうか」「こんなに高くしたらどう思われるのだろうか」など、お金のブロックをはずすという点においても自己啓発本は非常に役に立ちます。
マーケティング本
あらゆる仕事に活かすことができるマーケティング本もおすすめです。
商品の価格や価値の付け方、販売の仕方、顧客の心理などが学べるので治療院系以外の職業にも役に立ちます。
治療院は形のある商品を販売するわけではないので「ものを売る」という感覚があまりないかもしれませんが、販売する以上は施術も商品です。
僕たちはお金や商売について学校教育で教わっていないので、本で勉強することは非常に役に立ちます。
どんなに良い商品でも誰も知らなければ売れません。いくら腕がよくても世間に知られていなければ誰の役にも立てません。
マーケティングの方法を学ぶことで、先生がまだ見ぬ患者さんに会える可能性を広げてくれますし、先生のことを探している患者さんが先生の院にたどりつくきっかけになるかもしれません。
読書も料金アップのための一つの「行動」
自己啓発本でもマーケティング本でも、なんなら他のジャンルの本でもいいのですが、大事なことは本を読んでなにを得るかだと思います。
今までになかった知識を吸収することで次にやるべきことを考えるようになります。
「全然行動に移せない」と悩んでいるなら読書は一番おすすめです。セミナーに行くよりコンサルを受けるより敷居が低くて手軽で簡単です。
本ばっかり読んで頭でっかちになるよりもさっさと行動しろ!
という意見が多いですが、本を一冊、いや一行でも新たに読むことも一つの行動です。
また機会があればおすすめの本を紹介しますね!
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