接骨院を自費移行するということは料金があがるということ。
このとき「お金のブロック」があっては自費移行どころか料金アップもできません。
今日はそんなお金の話。
あなたのお金に対するイメージは?
「料金あげたいなー」とか「もっと儲かったらいいなー」とか、商売をやっていたら誰しも思うものですよね。
御多分に漏れず僕もそう思っていますが、ただ料金を上げますといっても誰も納得してくれません。
リーズナブルに利用できるできることが接骨院の利点のような感覚は多くの人が持っている感覚だとも思います。
乱立する接骨院や治療院、患者さんもどこを選んでいいかわからず、院の選考に料金が安いことを基準にしている人も少なからず存在します。
しかし安さを売りにしている限り自費移行はうまくいきません。
自費移行を目指す限り、ある程度の料金を設定しなければなりません。
ここで問題になるのが先生がお金に対してどんなイメージを持っているかということです。
- お金は汚いものだ
- 稼ぐやつは悪いことをしている
- 安いことは正義
- 高くすると嫌われる
お金に対してこういうイメージを持っていてはお客様から今以上の金額をいただくことができません。
ピカソの話
ピカソの話をご存知でしょうか?僕も何に書いてあったか記憶がはっきりしませんが、ピカソがカフェでコーヒーを飲んでいると近くにいたご婦人が紙を差し出し、
「ピカソさん、これに何か書いてもらえませんか?」
と言うと、ピカソは微笑みながらサラサラッと小さな絵を描いてご婦人にこう言ったそうです。
「はい、100万ドルね。」
驚いたご婦人は「たった30秒しかかかってないのに高すぎませんか?」とピカソに言い寄ると、
「30年と30秒だよ」
と、ピカソは答えたそうです。
経験=価値=金額
ピカソは言わずと知れた世界的有名画家です。30秒で書いた小さな絵でもピカソが絵画に情熱を傾けた30年分が乗っているという逸話です。
話を戻しましょう。
あなたの今まで積み上げてきた経験には価値があるはずです。情熱を燃やしてここまで仕事をしてきたのなら安売りする必要はありません。
「価値=金額」という考え方ができたなら、今お客様からいただいている金額に自分が納得できているか自問してみてください。
それからもう一つ、お金に対するブロックが強い人は知っておかないといけないポイントがあります。
それは、
お金は中立ということです。
お金は中立
お金自体にはきれいも汚いもありませんし、善も悪もありません。
お金はお金です。それ以上でもそれ以下でもありません。
お金は中立です。
料金が上げられない理由を深堀りして考えたことがありますか?
ほとんどの先生は「患者さんが離れるのが怖い」という理由で料金が上げられずに足踏みしていると思います。
もちろん料金アップすると(やり方にはよりますが)一定数の患者さんは離れます。
でも、お金は中立です。料金が上がったとしても汚いも悪いもありません。
患者さんの中には料金が上がったことで「先生はお金に汚い」とか「商売でやってる」と思う人もいるかもしれません。
適正価格で勝負しよう
でもそれはそれでいいと思います。その人達が来なくなったとしても他の人が来てくれるように努力すればいいのです。
来てくれなくなった人のことを気にしていても仕方ありません。だってその人たちは先生の面倒をずっと見てくれるわけではありません。
こういうお金の話をすると拒否感を示す先生もいると思いますが、別に患者さんからぼったくってやろう!とか、不当に料金を吊り上げよう!というわけではありません。
適正価格で勝負しよう!
と言いたいだけです。
接骨院をやっていて周りに低料金で悩む先生があまりにも多いことに悲しく感じます。
もし今お金のブロックがあるのなら、お金に対する考え方を変えてみましょう。それができないと自費移行が遠のいてしまいますよ!
コメントを残す