先日出かけたとき、人がいっぱいでした。
観光地はコロナウイルスの影響でお客さんが激減だ、なんて聞きますがウソのように観光客でいっぱいでした。
うちの妻曰く「こんなんならもっと早く来れば良かった。我慢してたのがバカみたい。」
観光地をヒントに治療院の集客を考えてみました。
屋外・自然系の観光地はコロナの影響なし?
僕が先日出かけたのは山です。
ガッツり登山というわけではなく、山頂付近に駐車場があり、徒歩30分くらいで山頂に行けるので多くの人が駐車場に車を停めてそれから歩いて山を登ります。
僕は年に1~2回その山へ行くのですが駐車場がいっぱいだなんてこと過去にありませんでした。
コロナ禍にある2020年夏、今年はじめて出かけたのですが駐車場はいっぱい。
登山道はすれ違うのに難儀する場所もあるくらいの人ごみでした。これも初。
過去何度も行きましたが今年の夏ほど混んでいることはありませんでした。
おそらく僕と同じように、「外だからいいでしょ」という人が気分転換と涼を求めて山へ来ていたのだと思います。「あまり遠くへ行くな」という意見もありますが、駐車場には他県ナンバーの車ばかりでした。
全ての観光地が壊滅的なダメージを受けているわけではなく、屋外などで自然を楽しめる場所に改めて注目が集まっているのでしょうか。
出かける理由は人それぞれ
駐車場や登山道で「どんな年齢層や客層の人がいるのかな」と観察していたのですが(高山植物や景色を見ろというツッコミは無視します)、
小さな子どもを連れた家族、高齢者が一緒の家族、若いカップル、中高年の夫婦、中高年の登山グループ、高齢のカメラマンなどの歩ける人はほとんどの年齢層がいました。
いや、なんなら歩けない赤ちゃんもいました。若いパパが抱っこして頑張って登ってました。すごい!(*’▽’)
コロナ第二波か?と言われこれだけ自粛が叫ばれている中、多くの人が出かけているのを目の当たりにすると、みんなその時しか行けない理由があって外出するのかなと思います。
出かける理由はなんでもいい
「その時しか行けない理由」ってなんだと思いますか?
- 久しぶりに友だちと山登りしたい。
- 彼女とデートで行くところがないから来た。
- 子どもにきれいな景色を見せたい。
- 下界は暑いから涼を求めて来た。
- ずっと山頂に行きたいと思っていた。
- なんとなく来た。
人それぞれに多かれ少なかれ理由があって来ていたと思います。
で、大事なことはそれは誰にも止められないし、止める権利はないということ。
出かける理由はその人個人のものであって、他の誰かのものではありません。誰しも自分で考えて行動していますから、他人に指図を受ける理由はありません。
こういうことを言うと「こんな時期に!」と叱られるかもしれません。しかしコロナウイルスは今後どうなるかわかりません。
もし「ウイルスがなくなってから」と行動を止めていたら、永久に山登りの機会は訪れないかもしれません。
『行動しない』ではなく『行動の仕方を変える』時期がもうとっくに来ていると思います。
実際、山登りの最中も9割以上の人がマスク着用でしたし、田舎の山奥の土産店でさえ感染対策をしていました。
対策してやるべきことをやる
治療院でも感染症対策をしていない施設はないと思います。先生のところでもやっていますよね?
マスクをして、手指消毒をして、熱をはかって、予約の間隔を空けて、ソーシャルディスタンスを取って、患者さんにもアルコールを使ってもらって、十分すぎるくらいやっていますよね?
僕もやってます。このクソ暑いのにマスクを着けて、クーラーつけてるのに窓を開けて。
いつまでやるんだ、と思うけどやるしかない。
で、思ったんです。
コロナウイルスが流行しだして患者さんが減った。これは本当か?って。
観光地のように人が集まるジャンルが変わって、普段行かなかったところが混雑するようになった(感覚ではありますが)。
当然、僕が行った田舎の山の上の土産屋さんでも相応の対策をしていました。できているかできていないかは別として、一般的にやらないといけないと言われている対策は取られていました。
もし対策ができていなかったら悪評が広まるのは早いですから混雑するまでには至らないと思います。
治療院の集客にも生かす
現在のような状況でもしっかり集客できているところはできています。
僕の知り合いでも集客に困っていない接骨院や鍼灸院の先生はいます。逆に忙しいなんて言ってる先生もいます。
僕も一時は去年に比べて患者さんが減りました。ですが今のところ新規が全く来ないとか久しぶりの人が全く来ないという状況ではありません。
現在は集客のための行動をとり続けた甲斐があったのか持ち直しました。
今回は観光地に行ってみて人がまったく外に出ていないわけではないことがよくわかりましたし、勇気ももらいました。
「コロナさえなければ」と、ため息をつきたくもなりますがウイルスはこちらのペースに合せてくれません。
みんなが大変な時期ですが、大変だからと言って行動を止めるわけにはいきません。
「こんな時期に集客なんて」と思うかもしれませんが、来る人は来ます。来ない人は来ません。観光地でもそうでした。我々治療院系の仕事だって同じだと思います。
痛みや不調をなんとかしたくて先生を探している人がきっといます。こんな時期でも頼りにしてくれる人が必ずいます。
治療院を探す理由はどうであれ、一応「こんなことができます」と手を挙げておくべきです。来ない人のことは考えても仕方ありませんし、手を挙げていないと気づいてももらえません。
僕は手を挙げ続けます。必要としてくれる人がいる限り。
先生はどうしますか?
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