ふと、中学の時のテニス部の顧問の先生が言っていた言葉を思い出しました。
接骨院の集客もそれと同じかもしれません。
有名接骨院から転院してきた患者さん
新規の患者さんが来ました。
患者さん曰く、
「二日前に行った近所の接骨院は全然よくならなかった。このまま続けても意味がないと思ったから違うところにしようと思って来た。」
よく聞くと、症状の説明もほとんどなく、ただ電気を当てられただけで帰されたそうです。
そりゃ僕でも辞めます。
治る感じもしないし説明もないから安心感がありません。
この患者さんが行った接骨院は同じ地域でもまあまあ有名な接骨院です。
知名度もまあまあ、歴史もまあまあ。
名前を聞けば「ああ、あそこにあるよね」と言われるほどの知名度があります。
はっきりいって僕の接骨院よりも知名度もあると思います。
でも、そんな接骨院でもその程度です。
説明もしないし、電気だけだからと見限られるようでは底が知れています。
有名なのは本当に名前だけだったのかもしれません。
テニスの顧問の先生のありがたいお話
この患者さんの話を聞いて思い出しました。
僕が中学生だったころ、テニス部に所属していたのですが、顧問の先生があるときこう言いました。
「お前ら下手なんだから、下手なりの練習をしろ。下手なんだから必殺技を磨いても物にならないだろ。ミスをしない練習をしろ。基礎の練習をしろ。コートの中に打ち返してりゃテニスは絶対負けない。」
真理かもしれません。
確かに僕らは下手でした。
「ここで決めてやる!」
と意気込むとミスします。
一試合に何度もそんな瞬間を狙っていれば自然とミスが増えていきます。
逆にどんなボールでも確実に打ち返していれば必殺技なんかなくても負けはしません。
確実にコート内に打ち返していれば、いずれ相手がミスをします。
先生が言いたかったのは、相手がミスるまで待っていればこちらは自然と勝ってしまう。
そういうことだと思います。
ミスらないことが集客の極意かも
これって経営でも同じようなことが言えると思います。
今回来てくれた患者さんは近所の接骨院のミスがあったから僕のところにきてくれたわけです。
しかも「説明がなく電気だけだった」と不満に思っていること、すなわち「勝ち方」「攻略法」を教えてくれたというわけです。
完全に勝ち戦です。
テニスの顧問の先生の格言めいた話を今更思い出して、「ためになるなぁ」と一人で感心している次第です。
願わくは今後もミスしないようなプレイ(仕事ぶり)で、競合接骨院のミスを待っていれば自然と集客できればと思います。
それから、自分がどこでミスっているのか自分では気づきにくいことも改めて考えてみようとも思いました。
人のことばかり言って自分がミスってたらなんにもなりませんからね。
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