集客系の営業電話が昼休み中にあったので少し話を聞いてみました。
なんでも接骨院専用のアプリを作ってくれるそうです。
絶対いらないです。いらない理由をお話します。
昼休みの営業電話
昼休みに入って「そろそろ昼ご飯でも食べようかな」と思っていたら鳴る電話。
微妙な時間だったので患者さんだと期待して電話に出たらガッツリ営業でした。
(よくある営業電話の種類については過去に記事にしましたのでよかったら読んでみてくださいね。あるある!っていうのが一個くらいあるはずです笑)
「先生の接骨院はどうやって集客されていますか?少しお話を聞かせていただけませんでしょうか?」
最近ずっとこれ系の電話はすぐに切っていたのですが、たまには話を聞いてみようと思い、
「なんの営業ですか?時間がないので1分でまとめて下さい」と伝えると、
「弊社が新たに開発した治療院様向け集客アプリのモニター院を募集しています。先生の地域で1院限定でモニターをお願いしています。この度モニター選考で先生の院が選ばれました。アプリの利用で効率良く集客ができますよ。」
と言うので興味ないです、と答えると、
「ということは先生はこれ以上売り上げを上げたくないのですか?先生がお断りになるなら同じ地域の治療院様にモニターをお願いすることになって先生の院はモニター価格でのご利用ができなくなりますが。」
接骨院専用アプリ
結構結構。他の院にお願いしてください。というかモニターでも料金取るんかい!と思いつつ、
「運用実績を教えてください。そこまで言うなら売り上げが上がったという実績がおありなんですよね?アプリということは患者さんがすぐにダウンロードして利用できる状態なんですよね?」と聞くと、
「アプリは現在開発中です。開発中のため実績はまだありません。」
えええ?
まだないものをモニターしてお金取るの?それでどうやって集客するんだ。もうこの時点で面白くなってきたので、
「わかりました。では患者さんがアプリをご利用になって来院されたら貴社から当院に紹介料を請求してください。それでしたら使いますよ。アプリも実績もない状態で月額◯◯円は払えません。」と伝えたところ、
「ですよね、失礼いたしました。」
ガチャ。
ネットリテラシーの低い情弱接骨院狙いの営業に注意
おそらくですが情弱狙いの営業でしょう。他にも最近「AIを使った集客システムを開発しました」という電話がありました。
アプリやAIなどの以前は存在しなかったけど普及してきた最新のスゴイっぽいものをキーワードを入れて営業していると思います。
でもスゴイものなら電話営業してきません。自然と顧客が集まるはずです。
そもそもオンラインのツールを使用して集客するシステムを売ろうというときに、売っている側が電話で営業してくるのはおかしいです。
オンラインでの集客をすすめるなら自分がオンラインで集客できないとまずくないでしょうか。
成果が出ているか計測してください。
患者さんはなにかのキッカケがあって来院されます。検索してきたのか、人に紹介されてきたのか、マップを見てきたのか、ポータルサイトを見てきたのか、看板を見てきたのか、アプリをダウンロードしてきたのか、問診票に「当院のことをどこで知りましたか?」と欄を作り、選択肢を◯で選んでもらえばだいたい計測できます。
アプリに◯がついていなければ成果が出ていない証拠です。
計測してみて思ったような成果が出ていなければ業者にサービスの解約を申し出ましょう。
「当院のことをどこで知りましたか?」欄を問診票に追加することで、患者さんが先生の院をどこで見つけているかがわかります。
どこから集客できているかがわかれば、できているところにもっと集中するか、弱いところに力を注ぐかなどを考える材料になるのでオススメです。
GoogleやYahooが弊社のシステムを使って下さいと電話してきたことはありません。使えるサービスは営業なんてしなくても自然と人が集まっていきます。
最新技術のキーワードを聞くとすごいものだと思ってしまう先生は要注意。詳しくない分野なので仕方がないですが電話をしてきた業者に一任するのはNGです。
というわけで、うまい話には要注意。
接骨院専用アプリは今のところ必要ありません。接骨院の集客やマーケティングは王道でいいと思います。
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