いつまで寝る時間削ってレセやるんだ、って昔ふと考えたことがありました。
レセが大嫌いでした。
でも最近は「もう今月は出さなくてもいいか」とすら思うようになりました。
レセをやめたい
レセプトってなんであんなに面倒なんでしょうか。
毎月毎月、寝る間も惜しんで書類作りまくって。
電子請求でも即時電送でもなんでもいいから月末に溜まらないやり方にしてくれ!
と思います。
結論から言うとやめちゃいました。
でもただレセやめるだけだと売上が下がります。
売上が下がるのは嫌です。
だからレセで請求していた分を患者さんに請求することにしました。
要は自費移行というわけです。
そのおかげでレセの作業は随分楽になりました。
数時間あれば終わります。
普通は自費移行なんかできない
自費移行を勧める先生の中には
完全自費移行だ!
保険はやめよう!
と言う先生もいますが、別にいきなり完全自費にする必要なんかないと思います。
徐々にでも進んでいけばいずれは自費で来てくれる患者さんが増えていくので、ある日突然自費のみの接骨院に変身する必要はありません。
もちろんレセや保険に嫌気がさして、急に路線変更するのもありっちゃありです。
でもなかなかできないのが普通だと思います。
昔から来ている患者さんもいるでしょうし、値上げできない事情はいくつかあると思います。
単価の安い外傷が減った
僕だって自費移行しようと決めてからエンジンがかかるまで数年かかりました。
今思えばもっと早くやればよかったと思いますが、その当時は悩みの中にあってもがいていましたから、考えたことを即座に行動に移すなんて全然できなかったんです。
今でももがいてるっちゃもがいてるのですが、もがき方がいいほうに変わってきたのは確かです。
レセをやめようと一言で言っても決意のいるものです。
今僕が「めんどくさいから今月のレセ出さなくてもいいかな(めんどくさくても仕事した分は請求させていただきますけどね!)」という気分になれるのも、自費で売上をカバーできているからであって、自費の売上が上がっていなければゲームオーバーです。
それに自費移行する過程で請求できる外傷の患者さんも徐々に減っていきました。
そりゃあそうです。料金上げましたから。
安いのがいいって思って来てくれていた患者さんは来なくなりました。
当然です。
安さ目当ての患者さんは減って当然
「来月から料金が変わりますので」
と伝えると
「じゃあ今月いっぱいで」
と何度言われたかわかりません。
そう言われるたびに「くそぅ」と当時は悔しい思いでした。
安いの目当てで来てたんだな、
と、気づいてしまったんですね。
悲しいものです。
ただ安いという金額の基準だけで判断されていたわけですから。
人柄とか技術とかではなく金。
料金の安さ。ほんとに虚しいです。
でも今じゃなんとも思いません。
自分の提供できるものと患者さんの求めるものが一致しないだけ。
ただそれだけ。
こだわりのコーヒーを出したくて喫茶店を開いたのに、
客は100円の缶コーヒーを買いに来る。
だから俺は客にこういってやるんだ、
「缶コーヒーなら自販機で買いな、うちには置いてないよ。」
ただそれだけ。
頑張りましょう。
レセよりも頑張ることがあるはずです。
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