後輩の後輩から「どんな接骨院に就職したらいいですか?整形外科のがいいですか?」と聞かれたので、結構マジメにお話しました。
なので今回は柔整師の進路について書いてみます。
柔整の専門学校に通っている学生の方は学生生活終盤で悩む問題だと思いますので、ぜひ最後まで読んで自分の納得できる進路に進んでもらえたらと思います。
柔整師の進路は先にゴールを決めよう
まず就職先を決める前に、自分がどんな柔整師を目指すかを決めましょう。例えば、
- 外傷ができるようになりたい
- 整体がやりたい
- トレーナーになりたい
- 開業したい
- 開業せずに勤めたい
- 技を極めたい
- 地域の役に立ちたい
- 金が稼ぎたい
など、やりたいことやなりたい自分をイメージして、自分がどんな先生になりたいかある程度考えてみましょう。
先にゴールを決めておかないと進路が決まって働き出してから、「あれ?なんか違うぞ?」という状態になってしまいます。うっすらとでもいいので最終的にどうなりたいか、最終的なイメージが湧かない人は数年後にはこうなっていたいという願望を考えてみましょう。
箇条書きでもいいので書きだしてみるといいと思います。
ゴールが思いつかない人の進路の決め方
「そんなの全然なーい」という人は逆に消去法で考えましょう。
ゴールがイメージできている人は「やりたいこと」から答えを導き出せばよいですが、ゴールがイメージできない人は「やりたくないこと」を書きだしましょう。
柔整師の専門学校まで入ったのに「やりたくないこと」なんて!という意見は一切無視です。興味があって足を踏み入れた分野でも自分に向かないことはありますし、やってみたい仕事の中にも嫌なことや合わない部分があります。
消去法をしているうちに「あれ?そもそも柔整師向いてないかも・・・」ということに気づいてしまってもいいのです。人生には考える時間も必要です。
ちなみに僕は骨折などのガチの外傷は苦手です。普段業務でやっていることも整体が主です。
「それでも接骨院か!」と世間に言われても関係ないです。整体8割、接骨2割くらいの感じで柔整免許を持っているから看板をあげている、という感じです。
先生によっては接骨院の看板で整体10割の先生もいますし、免許を持っているけど整体院の看板で整体をやって接骨業を全くやっていない先生もいます。
病院のリハビリ室に勤務し続ける先生もいるし介護業務しかしていない先生もいます。
施術よりも経営のが好きだから人を雇って任せているという先生も山ほどいます。
やりようはいくらでもあります。仕事が始まったり開業したりすると考える時間が取りにくくなることもあるので学生のうちにしっかり考えることをオススメします。
柔整師だからといって進路は接骨院だけじゃない
さて、本題に戻りましょう。「どんな接骨院に就職したらよいか?」という質問でしたね。
もしあなたが「外傷ができるようになりたい!」という人ならば、外傷を扱う件数の多い接骨院を探しましょう。
もしあなたが「運動器の疾患を見てみたい」と思うならば整形外科に行ってみるのもいいかもしれません。
「いやいや、整体や他の施術方法も学びたい」というのなら治療院系で募集していないか調べてみましょう。
「とりあえず給料いいとこ」と思う人は調べた中で条件の良いところから当たってみるのもいいかもしれませんが、所属した先で何が得られるか、そこで働いてどんな自分になれるかくらいは想像してみてください。
免許を取ったら一応は「手に職持った」という状態のスタートラインです。
どんなスタートラインに立つかは結構大事ですから「どんな先生(自分)になりたいか」を一度考えて、それから就職先を考えてみましょう!
条件だけで普通に選ぶよりも納得できる進路が選べることを心より願っています。がんばってね!
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