値上げに悩む治療院の先生は多いです。
僕の先輩の先生は数十円の値上げが何年もできずに悩んでいます。料金を上げたいけどやり方がわからない先生は最後まで読んでみてくださいね。
30円の値上げをさせてもらえない接骨院の先輩
接骨院は数百円というイメージが浸透しています。保険が効く施術がメインの接骨院が多いためでしょうか。世間一般(患者さん)にも、施術者にも、接骨院は安いものというイメージがあるかと思います。
接骨院の先輩から相談がありました。
「30円上げるって言ったら今来てる患者さんから大反発されちゃったよ。値上げするならもう来ないって言われた。どうしよう。」
同じような先生もいると思います。
患者さんに聞いたことはないけれど想像すると「自分もそう言われそう」という先生もいることでしょう。
でもどうしようって言われても、これは先生自身がどうしたいかによります。
上げたければ上げればいいし、上げたくないなら今のままでいいです。
でももし本当に上げようと思うなら患者さんに料金のことで直接お伺いを立てる前にやる準備があります。
値段を決めて、理由を言って、期限をきめて、周知する。
当たり前のようなことですが料金の変更になれていない先生は参考にしてみてください。シンプルなことですが大事なことだと思います。
値段を決める
左の数字が変わらなければ離反は少ないと言われいます。
左の数字とは例えば500円であれば5。1000円であれば1。3000円であれば3。5000円であれば5。
左の数字が変わらなければ抵抗感が少なく受け入れてもらいやすいようです。どれぐらい上げるか悩んでいる先生は参考にしてみてください。
でも価格は基準があるわけではないので基本的には先生が「これぐらいはもらってもいいな」と思う金額でいいと思います。
市場価格から逸脱しない限りすでに出来上がったマーケットがあるはずなので他の院を調べて相場を見てみるのもいいでしょう。
左の数字を変えずに料金を上げることはより安全な方法と言われているだけなので、「もっと上げたい!」という先生はお好みでどうぞ(^^)v
先生も患者さんも納得できるのなら僕はいくらでもいいと思います。
理由を言え
料金を上げる時はそれなりに理由があるはずです。
こちら側は料金を上げるまでのプロセスをわかっていますが患者さん側にはプロセスがわからないので「なんで急に?」と思われてしまいます。
運営コストが上がったため、技術向上のため、など料金が上がる正当な理由を患者さんにも伝えましょう。
理由については直接一人一人説明する必要はありません。まずは張り紙や掲示板で伝えましょう。
期限を決めろ
『〇月〇日より料金が変わります』とはっきり明示しましょう。
「来週から変えます!」と言われたら患者さんはびっくりしてしまうので、できるだけ期間に余裕があるほうが無難です。
1か月から2か月程度前からお知らせし始めると患者さんも心の準備ができます。
あまり先延ばしし過ぎるとお知らせしたことすら忘れられてしまいます。
適度な期間を設定すれば離脱する患者さんを想定して新規集客の手も打てますので院の現在の状況にあわせて設定しましょう。
周知しろ
期限を決めたら徹底的に周知しましょう。
患者さんは全員が張り紙や掲示板のお知らせを読んでくれるわけではありません。
お知らせを読んでいない患者さんは必ずいますので「あそこに書いてあったでしょ?」ということがないように周知しなければなりません。
張り紙などでお知らせしてしばらくしたら、一度は口頭でお伝えした方がよいでしょう。
言いにくいことではありますが、ある日突然料金が上がっているよりも、事前に伝わっているほうがよほどいいです。
料金を上げてから「知らなかった」と既存患者さんに言われないように必ず皆さんに伝えてください。
まとめ
いかがでしたか。これから値上げをするにあたって参考になったでしょうか。
料金の変更はエネルギーのいる作業です。なんといっても影響を受けるのは今までずっと利用して下さっている患者さんです。
もしかしたら先生の院を料金で選んでいた既存患者さんは値上げを受け入れることができずに離れていってしまうかもしれません。
(僕も何度も料金を変えたのでその度に一時的に患者さんが減りました( ;∀;))
でも特定の患者さんが先生の人生の面倒を見てくれるわけではありません。ある程度離れることは仕方のないことです。
自分が納得のいかない価格でストレスを抱えながら仕事をしてもモチベーションが下がってしまい面白くありません。
ぜひ先生の提供したい価格で、納得して喜んで利用してくれる患者さんに価値を届けてください。
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