年が20も30も上の接骨院の先輩と話して思ったことがあります。
全然話がわかりませんでした。
接骨院は終わってる
僕の大先輩にあたる先生とお会いする機会があって色々話を聞いたのですが、もう会いたくもないし会う必要もないし、聞いた話も突き詰めると結局は金の話。
いくらでやってる?
儲かってる?
患者さん来てる?
そんな話。
おじいちゃん先生なので後輩を心配しての質問だとは思いますが、「逆に大丈夫か?この人たち」と思ってしまいました。
数十年やってることがずっと一緒。それは患者さんが求めるものが変わらないという要素があるからこそできるとしても、制度も少しずつ変わり外部環境も大きく変わっているのにやっていることは変えない。
それでいて、
「まわりに接骨院が増えたから」
「整形外科が増えたから」
「整体が増えたから」
「ケガする人が減ったから」
と嘆いているのです。
先輩なので僕はこの場でなにも言いませんでしたが、そういうこと言ってる接骨院はもう終わってます。
古い接骨院は進化しないから他のところに患者さんを取られている
ケガする人が減ったのは事実かもしれませんが、体に不調がある人は減ったと思えません。
接骨院を利用するのは全体の一部の人です。その一握りの人が行く先を替えている。
要は別のとこに行っちゃってる。
患者さん取られちゃってるんです。
うすうす感じているけど、どう行動したらいいかわからない。そんなもどかしさが嘆きに繋がっているのだと思います。
もう大先輩たちは将来を不安に思うような年でもないので日々自分の境遇をグチっているだけでいいかもしれませんが、僕はまだ数十年あります。
日々グチっている余裕はありません。
放っておいても患者が来る時代は終わった
「寄る年波には敵わない」とよく言いますが、年を取って意欲が減るのは事実のようです。
先輩も最近の若いヤツらはすごいなぁ~、なんて言っていましたがすごい頑張っている年配の先生もたくさんいます。
頑張っている先生は技術も経営も両輪で回しています。だからちゃんと新規の患者さんも来るし既存の患者さんも離れません。
昔は放っておいても患者さんが接骨院にきたとよく聞きます。ちょうど今の病院のような感じだと思います。
ただ「あそこにある」というだけで集客できた時代があるのです。
でも今はただ開業しただけでは患者さんは選んでくれません。
それなりにでも集客活動をしなければ見つけてももらえません。
ツールもどんどん良くなって、ネットは難しいからやれないとは言えない時代になりました。
生き残るには変化し続ける必要があると思います。
年を取った時に「俺もそこそこ頑張ってるんだぜ?でももっと良くしたいから何か教えてくれない?」と後輩に平気で教えを請える先輩になれるよう頑張ります。
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