「一回で治してくれ!」みたいな人来たことありますよね。困りますよね。
結論一回で治す必要はないと思います。でも患者さんへの説明は大事です。
「一回で治してくれ」は一発ギャグ
たまに一回施術しただけで治ると思って来院される方がいます。
「一回で治します!」とか「即効解決!」みたいなことをホームページで謳っているわけではないのですが、どこをどう読んだか即効を求めて来る方がまれにいます。
逆に、「治るか治らないかはあなた次第ですよ」くらいのことをホームページに記載しているのに、、、。
僕の書き方が下手なんですかね( ;∀;)
さて、僕は患者さんの「一回で治して」は一発ギャグだと思っているので、「ああ、はい、そうですか」みたいな感じでスルーします(^^)v
まあ、一発ギャグというか挨拶というか慣用句というか、あんまり意味のないものだと思っています。
もちろん痛みがあったり調子が悪い状態についてはお話をしっかり聞きますが、「一回で」とか「すぐ」というリクエストには応えかねます。
未来のことはわからない
なぜリクエストには応えないかというと、
先のことは誰にもわからないから。
一応仕事がら先生という立場ですが、僕は神様でもなければ仏様でもありません。
その人がどうなるかという未来は、当たり前ですがわかりません。
だから一回でどうこうできるという約束はできません。
期待していただくのは大変嬉しいですし、わざわざ来ていただくこともありがたいのですが、未来のことまでは約束できません。
話題を変えて問診などに持って行く
ですので「一回で治してくれ!」みたいな一発ギャグを患者さんに言われたら、スッと流して話題を変えます。
一旦、「治してくれ」→「はい」もしくは「いいえ」の流れを無効化します。
「一回で~」と患者さんが言ったら、
「お辛いですよね」「痛いですもんね」と一言置いて、
別のことをこちらから聞きます。
例えば、どんなふうに痛みますか?いつごろからおかしくなりましたか?など普通に問診で聞くことです。そのまま問診に入っていってもいいと思います。
一度話がすり替わると、人間というのは意外と流れに乗ります。
結果「一回で治すこと」の話題に執着しなくなります。
その状態になったら、一回で治すことができないことを説明してあげると大抵の方は納得してくれます。
この段階では問診が済んでいると思うので、先生も患者さんの状態がある程度把握できると思います。
状態が把握できたら今後どうなる可能性があるのか、ありのまま伝えればいいのです。
「一回で!」と患者さんが言っていたことは、先生はそこまで考慮しなくていいと思いますし、ほとんどの患者さんは納得できる説明を聞ければ回数がどうということは言いません。
こっちは一回で治すために仕事してるわけじゃない
それでも回数について指定してくるようなら断ってもいいかもしれません。
もし外傷ならそもそもすぐには治りませんし、慢性の症状でもある程度の期間を見込まないとなんとも言えないのが普通だと思います。
無理な事には手を出さないほうが無難です。
それから、そういった無理なリクエストをする患者さんがお越しになったとき、先生の気の持ちようも大切です。
リクエストに応えられないことを気に病んでいる先生の話をたまに聞きますが、そんな時はなぜ自分がこの仕事をしているか改めて考えてみましょう。
誰かの役に立ちたい、助けたい、そんな気持ちでこの仕事を続けている先生が大半だと思います。
「俺はなにもかも一回で治すためにこの仕事をしているんだ!」
という先生はいないと思います。
時間がかかっても、どんな形でも、患者さんの健康に貢献できればいいと僕は思います。
一発ギャグに負けないように頑張りましょう!(^^)!
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