ヒザや腰などが痛くて整形外科に行ったあと、接骨院に来てくれる人が非常に多いです。
接骨院や整骨院、整体や鍼灸院はセーフティーネットになっているのでしょうか。
一応僕はそういうつもりでやっています。
整形外科→治療院への流れがとても多いです
偶然じゃないでしょ、
というレベルで整形外科に行ったあとに接骨院を利用してくれる人が多いです。
完全に整形外科に問題があると思います。
推測ですが、
- 問題が解決しなかった
- 満足できなかった
- 納得できなかった
- 処置が不十分だった
これら何らかの理由で第二の選択として接骨院や整体を利用されている方がほとんどだと思います。
我々接骨院は患者さんのこれらのニーズに応えなければなりません。
整形外科と同じようなことをしていれば、ニーズを満たせなかった患者さんは第三の選択肢を探します。
ですので、できるだけそうならないように対応しなければなりません。
整形外科は時間がないから患者さんに寄り添えない
僕の推測ですが、ほとんどの場合、整形外科の説明は不十分です。
そして患者さんの話を聞いていません。
患者さんの状態について先生なりの解釈を患者さんに説明するだけでも満足度も上がります。
もちろんこじつけのような説明だったり、根拠を欠いていたり、納得できないような説明ではいけません。
先生によって症状の見立てや考え方が違いますから、一概には「こんな説明がベストです」とは言えませんが、最低限患者さんが納得できる説明が必要です。
また、痛みや不調がある以上、患者さんは訴えたいことや伝えたいことがあるはずです。
「こんなふうに痛い」
「こんなふうに辛い」
と、目の前の治してくれるかもしれない人(先生のことですよ!)に伝えたいのです。
聞いてあげてください。
整形外科は時間がありません。
ほとんどの場合、患者さんの心境や訴えを聞く時間が十分にありません。
患者さんの本音や希望を聞く間もなく、検査、処置、会計です。
患者さんの不安をしっかり聞く
普通の一人治療院でしたらある程度時間をやりくりして、その人のために時間を割けるはずです。
特にひまなら多少時間がかかったとしても患者さんの話に耳を傾けるべきです。
僕も今では多少忙しくても初回の問診にはかなりの時間を使います。
30分は患者さんの話を聞きます。
もちろん施術する上で必要なことを聞いた上で、必要ないことも、患者さんが言いたそうなことも言わせてあげて全部聞きます。
聞くときはかなり気を遣います。
でもこれぐらいやってちょうどいいです。
患者さんは不安です。
不安だから訴えたいことが必ずあります。
親身になって、真剣に、聞いてあげましょう。
接骨院や整体はセーフティーネットになるべき
ここらへんに僕ら治療院の価値があると思います。
それに整形外科で問題が解決できなかった人の心のセーフティネットにもなっていると思いますし、そうあるべきとも思います。
病院のシステム化された診察では、患者さんの話を詳しく聞くことはできませんし、状態の説明を時間をかけて行うことにも限界があります。
ましてや、腰やヒザが痛いなどの命にかかわらない症状は本人にこそ深刻な悩みですが構造の破たんとしか見ていないドクターからすれば大したことではありません。
大したことないと言うとキツい言い方かもしれませんが、かける時間やかける手間が物語っていると思います。
もちろん親身になって時間をかけて話を聞いてくれるお医者さんもいると思いますが、大半の整形外科は時間をかけているとは言えない状況だと思います。
患者さんの悩みに親身に寄り添いましょう。
時間も気持ちもかけましょう。
一人治療院は信用を失ったらお終いです。
整形外科と同じことをやっていたら患者さんは逃げていってしまいます。
整形外科ではできなくて、治療院ではできて患者さんの役に立てることが少なからずあると思います。
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