回数券を販売する整体院には賛否両論ありますが、困ってしまうのは「途中でやめたくなったとき」です。
結論から言うと回数券を途中で払い戻しできるかどうかは整体院次第です。
整体院の回数券はクーリングオフ対象外
整体院などで販売している回数券は自ら足を運んで購入するものなので、特定商取引に関する法律の対象にはなりません。そのためクーリングオフは適用されません。
回数券の払い戻しは整体院次第
整体院の回数券は普通、複数回分を一回で買うことになりますが途中で通院できなくなる(したくなくなる)こともあります。
その際、「余った回数券分は返金してほしい」と誰しも思うでしょう。
しかしクーリングオフが適用できないため、払い戻しが可能かどうかは整体院次第となります。
消費者契約法によれば、不当に高額な解約料を請求したり消費者が一方的に不利な内容が契約書などに記載されていれば無効となりますが、そもそも回数券を買うときに契約書面の交付義務もありません。
整体院の用意している契約書や約款に「解約料はないが余った回数券の払い戻し(返金)には応じられません」と書いてあれば患者さんにお金が戻ることはないと考えたほうがいいかもしれません。
(そもそも整体院が回数券についての契約書や約款を用意しているかどうかも不明ですが。)
要約すると、回数券の販売や返金はその整体院のルールに従いましょうということです。
回数券の払い戻しを問い合わせてもいいのか?
では、すでに回数券を購入して途中まで使ってしまって、これからの利用を悩んでいる人はどうすればよいのでしょうか。
整体院や整骨院の回数券のルールは独自のものなので、院のルールに従うほかありませんが、払い戻しに応じてくれるかどうか直接聞いてみてもいいでしょう。
回数券の途中解約(返金)についてネット情報を見ていると、回数券を販売している整体院や整骨院が悪者のように思えてきますが(^^;)、相談してみると案外応じてくれるかもしれません。
先生の経営ルールによって違いがあるかもしれませんが、僕が以前勤めていた治療院は途中の回数券を買い取っていました。
というのも、回数券の裏面に利用ルールをはっきりと記載していたためです。実際に払い戻しを希望する患者さんもいましたし、払い戻しをせず途中で来なくなる人もいました。
このように、全ての治療院が回数券の払い戻しに応じないわけではありません。一度先生に払い戻しについて相談してみて、応じてもらえるか聞いてみてもいいと思います。
僕も接骨院をやっているので整体院や整骨院の先生に知り合いがいます。回数券を売っている先生も売っていない先生もいて、経営のやり方は様々です。払い戻しするかどうかも先生によって様々だと思います。
契約書や約款が発行されていて、払い戻し不可と記載があれば仕方ないですが、不明な場合は治療院に問い合わせてみるのも一つの手だと思います(ちなみに僕自身は面倒なので回数券は取り扱っていません、面倒なので)。
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