前回、患者さん向けに整骨院や接骨院などの営業や勧誘についての記事を書きました。
僕自身も接骨院をやっていて、営業は必要だと思っています。行き過ぎた営業や勧誘は患者さんに嫌われますから、ハガキくらいがちょうどいいのかなと思います。
整骨院は営業しすぎると嫌われる
ネットで「整骨院」と調べると、「整骨院×しつこい×勧誘」と検索候補にあがってきて同業としてはなんとなく悲しくなります。
誰だって「しつこい」だなんて思われたくないじゃないですか。
しかも「営業」ならまだしも「勧誘」って言われてる、、、。
宗教や部活じゃないんだから、
と思いつつ、経営していくってことは大変なんだなと改めて思いました。
さて、かく言う僕も営業活動をしないわけではありません。
かといって勧誘とおもわれるようなグイグイ行くのを好むタイプではないので、患者さんの生活の邪魔にならないように最低限の営業をしています。
さすがになにも営業しないというわけにはいきません。
なんといっても競争が激しいですから、この業界の中でやっていくなら多少なりともマーケティングを勉強して営業していく必要はあります。
患者さんからすれば整骨院などからの営業を「うざい」と思っている人も事実います。
ネット上で断り方を検索している人もいるので、患者さんが勧誘に合った際どうすればベストなのか僕なりに考えてみた記事も読んでいただけると嬉しいです。
患者さんに忘れられないようにちょっとマーケティング
よく「腕だけで!」とか「評判だけで!」と頑張る先生の話を聞きますが、商売として成り立たせていくにはマーケティングの施策はかかせません。
マーケティングに否定的な先生や患者さんもいるとは思いますが、他業界でも、例えば飲食店でもめちゃめちゃおいしいけど流行ってない店ってありませんか?
もっとお客さんに知ってもらったり価値をわかってもらう活動をすればいいのに、という店はたくさんあります。
僕の場合、具体的には、
- ご様子伺いのハガキ(たまに)
- LINEの配信(月一回)
基本これだけです。
本当に最低限かもしれません。
しつこいと思われそうな電話やメールはもちろんしません。
勧誘、といって適切かどうかわかりませんが、
既存の患者さんに対しての施策なので、主な目的は「忘れられないこと」です。
なにかあったときに「あ、またあそこに行こう」と思ってもらえるように、という施策なので勧誘とか営業色はかなり弱めかもしれません。
人間は浮気性で忘れっぽい
人間というのは超浮気性です。
僕なんか焼肉を食べにいこうと思って出かけて、途中で中華料理屋に出くわすと急にチャーハンが食べたくなって予定を変更して中華屋さんに入っていってしまいます。
チャーハンを注文したときにはもう焼肉のことなんか忘れていますし、なんならついでに餃子も頼もうか、と次のことを考えていたりします。
既存の患者さんにたまにアプローチするのは「忘れられないため」に最低限おこなう僕なりの消極的な営業です。
ですので「来てくれませんか?」みたいな問いかけはしません。
「最近調子はどうですか?」とご様子をうかがう程度です。
なにか調子が悪かったら「俺、いまっせ?」と、忘れられないように顔を出すのです。
でないと焼肉のように忘れられてしまうかもしれません。
歯医者さんのハガキにならって
歯医者さんが数か月に一回、「メンテナンスの時期ですよ」みたいなハガキを送ってくれることありますよね。
あれなら特に悪い気になりません。
人によっては、
「ああ、そろそろ行っておくか」
「そういえば行くの忘れてたな」
と思って来てくれる方もいるかもしれません。
グリグリ営業をする整骨院もあるようですが、その地域で長く商売をさせていただくことを考えると、患者さんに嫌われないようなアプローチの仕方のほうが無難だと思います。
逆にもし、「なんにもしてない」「既存の患者さんは放置」という先生は、すぐにでもできることですからやってみると患者さんに喜ばれるかもしれませんよ(^_^)
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