患者さんからお金をいただくことに抵抗がある先生は読んでください。
お金をいただくことに抵抗がある先生へ
接骨院を自費移行しようとか整体で料金アップを考えたときに、優しい先生ほどひっかかるお金の問題。
安くやってあげることが正義。
地域医療だから。
僕らの仕事はお金じゃないから。
とか言ってるとなかなか高い料金を設定しづらいものです。
なかなか料金を上げられない先生を見ていて僕は「自分が満足できない料金でやる仕事に情熱注げる?」と思ってしまいます。
僕もめっちゃ高い料金を設定しているわけではありませんが、保険中心でやっているころよりははるかに上がりました。
でも僕も最初っから料金を上げれるメンタルを持っていたわけではありません。
お金をもらってもストレスのないメンタルを鍛えたのです。
さてここで、保険施術脱却を目指す接骨院や鍼灸院の先生に質問です。
タダで治療できますか?
ちなみに僕はできません。「もちろん無料でやります」という先生はどうぞやってください。でもほとんどの先生は「いやいやいや、ある程度はいただかないと」と思うはずです。
極端かもしれませんが資本主義社会に生きる以上、お金は無視できません。
というか無視してはいけません。
一生お金を一銭ももらわずに仕事をできる先生は、僕のことを「守銭奴め!お前は銭ゲバだ!」と罵ってもらって構いません。
でも「なんだかんだでお金は必要だよね」という先生は治療のことばかりではなくお金のことも真剣に考えてほしいのです。
資本主義社会の勝者は金持ち
資本主義社会のルールは稼いだ人が勝ちというルールです。世の中の多くの問題がお金があれば解決します。
「お金の問題ではない!」とことあるごとに話す人もいますが、社会のルール作りの基盤にお金があるわけですから、ルールの外に飛び出さない限り生きている間お金の問題はついてまわります。
だったら「お金が全てじゃない」というきれいごとでボヤかしてないで一度がっつりお金と向き合ったほうがこの社会では生きやすいと言えます。
もちろんお金で買えない大事なものはたくさんあります。でもお金を稼ぐというルール設定がされているならルールにのっとってゲームに参加したほうが楽しめます。
「俺は敗者でいい」というならそれはそれでいいですが、実際問題お金がないと物件を借りられませんし子どもを学校に行かせられません。
もっと言うなら先生の大好きなこの仕事もできなくなってくるかもしれません。不況でリングから去った会社や事業者のほとんどは「販売不振」が原因と言います。
適正に料金をいただくから事業が継続できるのです。
潰れる理由のほとんどが「販売不振」
すごく大きな話をしているような気がしますが、僕らの仕事に当てはまります。ちゃんと料金を頂いて事業を継続すること。
継続するには自分の健康管理もしなくちゃいけませんし、販売不振に陥らないようにマーケティングもしなければなりません。
待っていても患者さんが来る時代はとっくに終わりました。しかし個人が情報を発信できる時代になったのだから待つ必要もなくなりました。
昔はやらなくてよかったことをやらなければなりませんから「めんどくせえな」と思う人もたくさんいると思います。御多分に漏れず僕もそうです。
「お医者さんはそこらへんに建ってるだけで患者さんが来ていいなー」といつも思います。彼らは業界が長い年月をかけてマーケが行き届いているので集客も楽だし、料金も信じられないほど高いです。それこそ窓口負担の1割とか3割で済んでいるからいいものの本来の設定料金の10割を見てみてください。資本主義の勝者とよくわかると思います。
偉いと思われているお医者さんもキッチリ高いお金を取っています。治るからとか健康になるからあの料金なのではなくて、そういうルールを作ったからあの料金なのです。
僕らはルールを自分で作らないといけません。
もちろん資本主義のルールに乗っとってね(笑)
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