ゆうちょ銀行から「お取引目的等の確認のお願い」という手紙が届きました。ちょうど郵便局の関係者の方と会う機会があったのでどんなものか聞いてみました。
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ゆうちょ銀行からの「お取引目的等のお願い」という手紙
ゆうちょ銀行からこんな手紙が届きました。
平素は、ゆうちょ銀行および郵便局をご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、近年、国際社会において、マネー・ロンダリングおよびテロ資金供与対策の重要性が高まっています。そのため、本邦の各金融機関では関係省庁等と連携し、さまざまな対策を行い、健全な金融システムの維持に努めています。その一つとして、当行でも、新たにお取引いただくお客さまに加え、既にお取引いただいているお客さまについても、お取引の内容や状況等に応じて、お客さまに関する情報やお取引目的等を定期的、継続的に確認させていただく取り組みを順次行っております。
ついては、大変お手数ではございますが、お客さまがお持ちの以下の口座について、これらの情報を確認いたしたく、本状記載の方法によりご回答をお願いいたします。
当行では、お客さまの大切な資金を引き続きお預かりし、安心・安全にお取引を続けていただきたいと考えております。そのための重要な取り組みですので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
加えて、
- 対象口座の記号番号
- 回答期限
- ID
- パスワード
などが記載されていて、『PCまたはスマートフォン』で申告サイトにログインして設問に答えるよう促しています。
ネット上では『詐欺』を疑う書き込み多数
同じような内容のハガキがゆうちょから送られている人がたくさんいるようで、ネット上では「詐欺なのでは?」という疑いの書き込みもたくさん見られました。
たしかに僕も、「僕以外の家族もゆうちょに口座があるのになぜ僕の口座だけ余分に情報が必要なのだろう?」という疑問があります。
ネットの書き込みには
- 回答がない場合取引停止または取引制限
- 窓口不可
- 回答期限が短すぎる
などの書き込みがあり、今回僕が受け取ったハガキとは多少異なるパターンもあるようです。異なるパターンがあること自体おかしいので、詐欺と疑う人が多数いるのは当然ですし、実際ゆうちょ銀行を騙る詐欺も存在するかもしれません。
ちょっとでも変だと感じたり、不安なことがあれば最寄りの郵便局やゆうちょ銀行お客さま情報管理センターに電話で聞きましょう。
似たようなハガキで問い合わせ先の電話番号も記載されていないものもあるようですから、そういった怪しいハガキから促されたwebサイトなどへアクセスしないようにしたほうが無難です。
無視するとどうなるか郵便局の人に聞いてみた
ということでちょうど郵便局の局長さんに会う機会があったので、ハガキが本物かどうか、無視するとどうなるのか聞いてみました。
「これ、マジのやつですか?」
と聞くと、ハガキを確認してくれて
「マジのやつです。回答して下さいね」
とのことでした。面倒だけど仕方ないですね。します。さらに無視するとどうなるか確認してみると、
- ATMで『お取引目的等の確認』が表示され続ける
- 取引限度が設定される可能性がある
- 窓口で本人確認が必要になることもある
ということでした。
口座が凍結されるというよりは、制限が設けられたり普通に使うことが面倒になるというイメージでしょうか。
どんな人が送られているの?
さて、この『お取引目的等の確認のお願い』のハガキですが、どんな人の元に送られているのでしょうか。これも局長さんに聞いてみると、
「おそらくですが、頻繁に取引がある方。または放置している期間が長い人。」
との回答でした。局長さんもよく相談を受けるみたいですが、上記の傾向はあるもののハッキリとした基準はわからないようでした。
僕の場合は口座に入金して3年程度放置しています。
ちなみに局長さんも僕と同じハガキが来たそうですが、局長さんは「めちゃくちゃ頻繁に入れたり出したりしてる」とのことだったので傾向がよくわかりません。
ランダムで郵送されているかもしれないし、口座を持っている人全員に郵送するつもりで順番に、かもしれません。
結局どうすりゃいいの?
というわけで僕は放置しても問題ないのですが(すぐに使うお金じゃないので)、詐欺ではないこともわかったし後々面倒なことにならないようにハガキの案内にそって回答することにしました。
ATM使えずに窓口に行くのも面倒ですから(^^ゞ
無視しても複数回郵送されることもあるようです。
ゆうちょは簡単に口座開設できた過去があった(?)という話なので、今になって本人確認に一生懸命になっているという状況のようです(^-^;
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